QUEENとは?まず一言で言うと
QUEEN(クイーン)は、イギリス出身のロックバンドです。ボーカル、フレディ・マーキュリーの存在感はもちろん、ギター、ドラム、ベースそれぞれ個性が強く、曲調も「ロック」「ポップ」「バラード」まで幅広いのが特徴です。一言で言えば、「時代やジャンルの枠にとらわれないバンド」といえるでしょう。
SNSやテレビで「ボヘミアン・ラプソディ」という曲名や映画のタイトルを見たことがあるけれど、QUEENって実際どんなバンドなんだ?と思ってこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
私も20年以上前に初めてQUEENの曲を聴いたとき、その音楽性に衝撃を受けました。当時からインターネット上にはQUEENファンサイトがありましたが、マニアックすぎる(笑)内容のサイトが多く、バンド全体の歴史や、どういう曲があるのかを把握するのに結構時間がかかった記憶があります。
まず全体像をつかみたい方は、Queenメンバー一覧(4人の担当・特徴の早見)から読むのがおすすめです。次に迷いやすいのが入口のアルバムなので、どのアルバムから聴けばいい? もあわせてどうぞ。
初心者が最初に聴くべき3曲
QUEENには素晴らしい楽曲がたくさんありますが、初心者がまず最初に聴くべき曲を3つに絞るなら、「Bohemian Rhapsody」「We will rock you」「Don’t stop me now」の3曲を選びます。
Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)
QUEEN初期の代表曲にして、彼らの名声を世界的なものにした一曲です。1975年に発表され、曲の長さが6分弱と異例の長さにもかかわらず、イギリスのヒットチャートでは9週連続の1位を獲得しています。
この曲の特徴は、バラード、オペラ、ロックそしてまたバラードと目まぐるしく変わる展開の多様さです。中でも中盤のオペラパートは圧巻で、メンバーがコーラスをそれぞれ100回以上重ねたといわれています。
また、「Mama I just killed a man(母さん、僕は人を殺してしまった)」から始まる歌詞の世界観は複雑で、現在でも様々な解釈がなされていますが、作詞を担当したフレディが亡くなったため、真相は謎のままとなっています。
この曲はライブでも何度も披露され、あの「LIVE AID」でも演奏されていますが、オペラパートがライブでは再現できないため、メドレーの一部として披露されています。
We will rock you(ウィー ウィル ロック ユー)
ドンドンパン!ドンドンパン!というリズムでおなじみのこの曲は、1977年に発表され、フランスでは12週連続1位を獲得する大ヒットとなりました。作曲はギタリストのブライアン・メイが担当しています。
サッカーはじめスポーツの大会では、We are the championsとともによく聞かれる曲で、いつかお前たちをアッと言わせてやる(we will rock you)!という勇ましい歌詞と、シンプルなリズムが、会場を一つにします。
手拍子(クラップ)と足拍子(ストンプ)とギターソロ、ボーカルだけの非常にシンプルな曲なので、私がこの曲を初めて聴いたときは、数十年前も前の曲だとは信じられないほど、時代を感じさせない一曲です。
ライブでは、テンポを速めたロックアレンジと通常のアレンジで2回披露されたほど、ファンの間でも愛された名曲です。
Don’t Stop Me Now(ドント ストップ ミー ナウ)
この曲は1978年に発表された、疾走感あふれる一曲です。よくCMやテレビのBGMとして使われることがあり、知らず知らずのうちに耳にしている方も多いと思います。
ロックバンドの曲であるにもかかわらず、冒頭からギターは全く登場せず、ほとんどピアノとベース、ボーカルだけで進行していきます。しかし間奏に入ると、今までのうっ憤を晴らすかのように鮮やかなギターソロが主役を奪います。
フレディとのボーカルとブライアンのギターの両方が主役、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、それだけギターの使いかたが効果的な一曲だと思います。
私はドライブ中にはこの曲を流さないようにしています。疾走感がありすぎて、スピードを出しすぎてしまいそうになるので(笑)。
その他の代表曲をまとめて知りたい人はこちら:QUEENの代表曲10選
フレディだけのバンドではない
QUEENのメンバーは、ボーカルのフレディ・マーキュリー、ギターのブライアン・メイ、ドラムのロジャー・テイラー、ベースのジョン・ディーコンの4人です。(メンバーについてはこちら:メンバー一覧)
ステージを支配するパフォーマンス、観客を一体化させるカリスマ性。「ロック史上最高のフロントマン」と呼ばれるフレディ・マーキュリーの圧倒的な存在感はもちろん目を引きますが、決してQUEENはフレディだけのバンドではありません。
先ほど代表曲として紹介したWe will rock youを作曲したのはブライアンですし、ロジャーにはRadio Ga Ga、ジョンにはAnother one bites the dust(地獄へ道連れ)と、メンバーそれぞれに代表的なヒット曲が存在します。
また、ステージ上においてもブライアンのギターソロはQUEENライブの名物となっていますし、ロジャーの高音コーラスはスタジオワークでもライブでも大きな存在感があります。ジョンは電子工学の知識を生かしてブライアンのためのギターアンプを自作したり、QUEENのビジネス面の交渉や契約を担うなど、縁の下の力持ちとしての大活躍しています。
QUEENの歴史を簡単にまとめた年表ページはこちら:QUEEN年表(ざっくり)
アルバムはどこから入るべきか
QUEENのオリジナルアルバムは、1971年のQUEENに始まり、1995年のメイド・イン・ヘブンまで15作あります。
私が初めて聴いたのは、Bohemian Rhapsodyが収録されている「オペラ座の夜(A Night At The Opera)」でしたが、これからQUEENに触れるという方にはまず、ベストアルバムから聴くのをお勧めします。
中でもおすすめは、Bohemian Rhapsodyを始め、QUEENを代表する17曲が収録されている「QUEEN Greatest HitsⅠ」です。世界で最も売れたアルバムとしてギネスブックにも認定されるほど、全世界的に根強い人気を誇るアルバムです。ファンならずとも、一家に一枚!と言いたいほどの名盤です。
初心者の方は、まずベストアルバムで気に入った曲を見つけてから、その曲が収録されているオリジナルアルバムへ進めば、刺さる曲が見つかりやすいです。
詳しくはこちら:どのアルバムから聴けばいい?
映画から入った人への注意点
最近は映画「ボヘミアン・ラプソディ」からQUEENを初めて聴く人が増えてきていますが、映画ではフレディのHIV感染をメンバーに伝えた時期や、ジョンがバンドに合流した時期が早いなど、史実から改変された部分があり、またフレディのスキャンダラスな面が強調して描かれている面もありますから、映画は映画、史実は史実として、別物として楽しんだ方がいいです。
個人的にはLIVE AIDのシーンの再現度が高く、特にブライアン、ジョン役の俳優さんが良く似ていて、フレディの独特なステージ上での動きも再現されていて、すごいと思います。
次に読むならこの記事
ここまでQUEENについて簡単に紹介しましたが、メンバーのことや、代表曲、アルバムや歴史などをもっと知りたいなと思ったら、以下のリンクから、解説記事を読んでみてください。
