「ボヘミアン・ラプソディ」ってどんな曲?
「ボヘミアンラプソディ」は、1975年にQUEENがリリースした楽曲です。6分近い長さと、オペラ風のパートを含む独特な構成で知られ、QUEENの代表曲として世界中で愛されています。
曲名の「ボヘミアン」は、自由奔放な生き方をする人を指す言葉として使われることがあります。「ラプソディ」は、形式にとらわれない自由な形式の音楽作品を意味します。タイトル自体が、この曲の性格を表しているとも言えるでしょう。
でも、「この曲って結局何を歌っているの?」と聞かれると、答えに困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私も初めて聴いたとき、昔からのQUEENファンだった母に「これどういうこと?」と思わず聞いてしまいましたが、母もよくわかっていませんでした(笑)。
歌詞の中には「ママ、僕は人を殺してしまった」という印象的なフレーズが登場します。このため殺人の告白なのかと思われがちですが、フレディ・マーキュリー自身は具体的な解釈を公にしませんでした。内面の葛藤や、何かからの解放を象徴的に表現したものとして受け取ることもできます。
曲は複数のパートに分かれており、静かなピアノの導入部から始まり、オペラ風の合唱を経て、激しいロックパートへと展開します。この構成自体が物語性を持っているようにも感じられます。
なお、2018年に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、QUEENとフレディの半生を描いた作品です。映画の中でこの曲がどのように生まれたかが描かれていますが、あくまで映画の演出として理解しておくと良いでしょう。
歌詞の内容をもう少し詳しく
歌詞の中では、主人公が何らかの罪を犯したことを母親に告白する場面から始まります。その後、裁判のようなやりとりが続き、「ビスミラー」というイスラム教由来の言葉も登場します。
ただ、これらの言葉や場面が具体的に何を指しているのかは明確にされていません。フレディは生前、「この曲は聴く人それぞれが自由に解釈してほしい」という趣旨の発言を残しています。
そのため、文字通りの物語として受け取る必要はなく、人生の転換点や内面の対立といった普遍的なテーマとして聴くこともできます。
QUEENとはどんなバンドだったのかを知ると、この曲の実験的な試みがより理解しやすくなるかもしれません。また、作詞作曲を手がけたフレディ・マーキュリーとはどんな人物だったのかを知ることで、曲への見方が変わることもあります。(関連記事:フレディ・マーキュリーとは)
当時としては異例の長さと構成
「ボヘミアンラプソディ」がリリースされた当時、シングル曲は3分前後が一般的でした。6分近いこの曲は、ラジオで流すには長すぎると考えられていました。
しかし、ラジオDJたちがこの曲を積極的に取り上げたことで、結果的に大ヒットとなります。イギリスのチャートでは9週連続1位を記録しました。
楽曲の構成も型破りで、通常のポップソングに見られるようなサビの繰り返しがありません。オペラ風のパートでは多重録音が用いられ、当時のアナログ技術の限界に挑むような制作が行われたとされています。
この曲は、QUEENが商業的な枠にとらわれず、自分たちの表現を追求した結果生まれた作品とも言えるでしょう。

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